思い出は残したい。でも、モノは残さなくていい?テレビボードの引き出しを片づけてみた

テレビボードの引き出しを片づけることにしました。CDやDVD、ゲーム機などが埋もれているのを見て、「これ、いつから使ってないんだっけ?」と思ったことがきっかけです。
引き出しを閉めてしまえば見えないし、収納としてはちゃんと役割を果たしています。ただ考えてみると、何年も使っていないモノがけっこうあります。
「いつか聞くかもしれない」
「また使うかもしれない」
と思っていたけれど、そろそろ一度整理してみてもいいのかもしれない。そう思い立って、テレビボードの中身を一度すべて出してみることにしました。
懐かしくて、片づけが全然進まない
いざテレビボードの中身を出してみると、思ったよりたくさん入っていました。
CDを手に取ると、「これ、よく聴いていたな」と思い出します。DVDを見れば、「この頃、よく観ていたな」と記憶がよみがえります。
上段の扉を開けると、ニンテンドーDSやチェキ、ジェンガまで出てきました。懐かしくて、手が止まります。
すべて並べてみると、旦那はやっぱり手放すのが惜しそうです。
そりゃ、そうだよね。「いつか使うかもしれない」という気持ちも、なんとなくわかります。
でも実際のところ、もう何年も使っていません。このあたりが、片づけの難しいところです。
「惜しい」と「必要」は、やっぱり違う。片づけをしているというより、過去をひとつずつ確認しているような気分になります。
モノを見ると、そのときのことを思い出す。だから思い出のあるモノほど、手放すのが難しいのだと思います。
手放すもの、保留するものをわける
そうはいっても、いつまでも手が止まっていては片づけが終わりません。
CDとDVDについては、「惜しい」を一度脇に置いて、思い切って全部捨てることにしました。
いまは音楽配信サービスや動画配信サービスがあります。昔のようにCDやDVDを持っていなくても、音楽や映像を楽しめるようになりました。
物理的なモノを処分すれば、テレビボードのなかにも余裕ができます。
では、ゲーム機などはどうするか。
ニンテンドーDSやジェンガは、甥っ子や姪っ子が遊びにきたときに使っていましたが、もう何年も出番がありません。今回は、まとめて手放すことにしました。
チェキだけは、少し迷いました。姪っ子が「欲しい」と言っていたような気もするけれど、はっきり覚えていません。
捨ててしまってから、姪っ子が「やっぱり欲しかった」となるのは避けたいので、チェキだけはいったん保留ボックスに入れることにしました。
テレビボードには戻さず、次に片づけるタイミングであらためて判断することにします。
思い出はデジタル化して残すことに
ただそのなかで、結婚式のビデオテープだけは捨てられませんでした。
そもそも結婚式の記録がビデオテープだったのには、理由があります。当時は両親の実家で結婚式の映像を見てもらおうと思ったら、ビデオテープが一番身近な方法でした。
いまのようにスマホで動画を送ったり、データを共有したりする時代ではありません。
結婚式当日の緊張や嬉しかった気持ち、参列してくれた友人たちの姿。ビデオテープのなかには、そんな記憶がそのまま残っています。
でも、いまはビデオテープを見るための機械も使わなくなりました。このまま持っていても、いつか見られなくなるかもしれません。
そこで調べたら、ビデオテープの映像をデジタル化して残す方法があると知り、お願いしてみることにしました。
ビデオテープそのものを残さなくても、そこに入っている映像を残せるなら、それでいいのかもしれません。
「残す」と「持ち続ける」は、同じじゃない。残したいのは、ビデオテープというモノではなく、そのなかにある結婚式の記録です。
そんなことに、今回はじめて気づきました。
片づけたら、テレビボードに余白ができた
そうやって少しずつ整理していくと、最初はギュウギュウだったテレビボードがすっきりしました。これまで使っていなかったモノを整理したことで、収納スペースがひとつ丸ごと空いたのです。
たくさんのものを手放したはずなのに、「なくなった」というより「場所ができた」という感じがします。
CDやDVDを手放したときは、正直ちょっと寂しさもありました。でもその空白を見ていると、これからなにが入ってくるのだろうと、少しワクワクもします。
「片づける」というのは、なにかを捨てることじゃなくて、いまの暮らしに新しい余白をつくることなのかもしれませんね。
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