ないなら作ってみよう!シルバーアクセサリー作りを始めた話

40代になって、シルバーアクセサリーをよく使うようになりました。
地味すぎるコーデのアクセントになったり、顔まわりを元気に華やかに見せてくれたり、あると便利だな〜と年々感じるように。
でも好みのシルバーアクセサリーって買うのが意外と難しく、結局自分で作り始めてしまったお話です。
Contents
ちょうど良いサイズ感のリングがない問題
私は背が低く手が小さいので、市販のシルバーリングだとサイズが大きかったり、好きなボリュームのあるデザインも、実際につけてみると少しゴツく見えてしまったり。
「このデザインのまま、もう少し小さかったらいいのに〜」そんなことをよく思っていました。
天然石も好きなのですが、アクセサリーになると、なかなか好みのものが見つかりません。
赤やピンク、ブルーやパープルなど鮮やかな石よりも、私が惹かれるのは白や黒、グレー、少しくすんだような彩度の低い地味な色。
売っているものは少し派手すぎる石のものが多いんですよね。地味な石だと売れないのでしょうね(笑)

「このデザインでもう少し小さかったら」
「この金具じゃなかったら」
「もうちょっとシンプルなら」
サイズも、ボリュームも、石の色も、デザインも、それぞれは小さなことなのに、全部が自分の好みに合うものを探すとなると、意外と見つからない。
そしてアクセサリーは身につけてみないとわからないから、オンラインで買い難いですよね。
ちょうどいいのがない、それなら自分で作ってみよう。シルバーアクセサリー作りを始めたのは、そんなところからでした。
まずはパーツを組み合わせるところから
最初にやってみたのは、アクセサリーパーツを使ったハンドメイド。貴和製作所などで好みのパーツを探して、ピアスやネックレスを作ってみました。
既製品よりも自分好みに調整できるので、これはこれで楽しかったです。
でも、パーツを組み合わせる方法では、結局「売っているパーツの中から選ぶ」ことになります。この「パーツ」のデザインがやっぱりちょっと気になる…。
だったら、パーツそのものから作れないだろうかと思うようになりました。
「彫金」というものを知る
調べてみると、「彫金教室」というものがあることを知りました。
金属を切ったり、叩いたり、削ったり、くっつけたり。自分で金属そのものを加工して、ジュエリーが作れるらしい。
「これなら、作りたいものをもっと自由に作れるかも」と思い、さっそく体験レッスンに参加してみました。

実際にやってみると、ただの金属だったものが、自分の手で少しずつリングの形になっていくのがとても楽しかったのです。
本当に通い続けられるのか、やっぱり飽きたりしないか、授業料もそこそこするな…など少し悩みましたが、自分のやりたい気持ちを大事にして、教室に通うことにしました。
作りたいものによって、作り方も違う
ジュエリーやアクセサリーには、いろいろな作り方があります。
私が教室で習ったのは、彫金とロストワックス製法。(他にもCADなどいろいろな方法があります。)
彫金は、金属を切ったり、曲げたり、叩いたり、削ったりしながら形を作っていく方法。

一方のロストワックス製法は、ロウのような素材を削って原型を作り、それをもとに金属に鋳造して仕上げていきます。

最初は、その違いもよく分かっていませんでした。でも、いろいろ作っているうちに、
「これは彫金で作ったほうがよさそう」
「この形ならワックスのほうが作りやすそう」
と、作りたいものによって向いている方法が違うことも、だんだん分かってきました。
同じリングひとつでも、作り方はひとつではない。頭の中にある形を、どうやったら実際のアクセサリーにできるのか。それを考えるところも、作る楽しさのひとつです。
作ってみて初めて分かること
自分で作るようになると、アクセサリーを見る目も少し変わりました。
複雑そうに見えていたものが、実際に作ってみると「意外と簡単な工程でできるんだ」と思うことがあります。
もちろん、その逆も。一見とてもシンプルなのに、きれいに仕上げるのが気が遠くなるほど難しかったり、装着感の調整にとても時間がかかったり。
「これは案外難しい!時間がかかる!」と、作ってみて初めて分かることがたくさんあります。

以前はアクセサリーを見て「好き」「ちょっと違う」と考えるだけでしたが、今はお店で見ると、「これ、どうやって作っているんだろう」と、つい作り方まで気になるようになりました。
自分で作るから、気軽に試せる
自分で作るようになって、もうひとつ面白いと感じていることがあります。それは、「自分に似合うか分からないもの」も試せること。
お店で買うとなると、少しユニークなデザインや、普段選ばないようなサイズ感のものは、なかなか手が出ません。
でも、自分で作るなら自由です。
「こんなのがあったらかわいいかも」と思ったら、とりあえず作ってみる。そして、実際に身につけてみる。
物だけを見ていると、いまひとつピンとこなかったのに、つけてみると「なんか、かわいい!」となることが意外とあります。

周りの人から「実際身につけるとかわいいね!」と言ってもらうことも。
逆に、頭の中では良さそうだったのに、つけてみると「ちょっと違ったな」ということも多々あります。
作って、つけて、また考える。そうやって試していると、「自分にはこんな形も似合うんだ」「このくらいのボリュームも意外といいな」と、今まで知らなかった自分の好みに気づくことがあります。
世の中になくても、みんなが欲しいと思わなくても、自分が「いい」と思ったものを形にできる、それもものづくりのいいところだと思います。
気づけば4年半
彫金教室に通い始めて、かれこれ4年半ほど。最初のころに比べれば、できることも少しずつ増えてきました。
販売できるようなクオリティには程遠いですが、自分で普段使うアクセサリーなら、なかなか良い感じに作れるようになってきました。

とはいえ、今でも「こんな形を作りたい」と思っても、どうやって作ればいいのか分からないことはたくさんあります。
そんな時は教室の先生に相談しながら、彫金で作るのか、ワックスを使うのか、どうすれば形にできるのかを考えます。
そして4年半続けている理由を考えてみると、完成したアクセサリーを身につけること以上に、作っている時間そのものが楽しいんですよね。
気づけば何時間も夢中になって、切ったり、削ったり、磨いたり。
丸一日かけて作ったのにうまくいかず、結局無駄になってしまうこともあります。材料費もかかるし、工具も少しずつ増えていきます。
それでも、作る工程が楽しくてやめられません。
そういえば昔は「ないなら作る」だった
考えてみれば、子どもの頃は「ないなら作る」が当たり前でした。
田舎育ちでおしゃれな店もあまりなかったので、欲しい洋服やバッグが売っていなければ、持っているものやお下がりをリメイクして好きな感じに作っていました。
好きな柄のTシャツがなければ、自分でプリントして作る。
お小遣いが少ないので、お菓子やケーキも自分で作る。
上手にできていたわけではありませんが、「ないから諦める」より、「じゃあ作ってみよう」と考えることが自然でした。

大人になって、買おうと思えばいろいろなものが買えるようになりました。ネットを開けば、世界中から探すことだってできます。そのせいか、いつの間にか欲しいものは「まず探す」が当たり前になっていました。
でも、選択肢がこれだけ増えても、自分にちょうどいいものは意外と見つからない。
ないものをネットで探し続けるより、「自分で作ったらどうだろう?」と考えてみる。そんな選択肢もありだなと最近また思うようになりました。
完成度は低いですが、自分で作ったものには愛着が湧きますしね♩
まだまだ作ってみたいものもあります!アウトドア用品も作ってみたいし、家具も作ってみたい。できるかどうかは、やってみないと分かりません。
子どもの頃のように、もう少し気軽に「これ自分で作れないかな?」そんな発想を持ちながら日々生活していきたいと思っています。
最後に自作のお気に入りをちょっとだけ紹介

チェーンブレスレット
パーツの型から作り、1つずつ繋げるものめちゃ大変だった思い出のブレスレット。市販のチェーンブレスレットは太すぎたり細すぎたりちょうど良いボリューム感がなかったので、自分仕様にできて嬉しかった!

レースアゲートのリング
自分で仕入れた、白っぽいグレーっぽい色合いのアゲートをシャープなリングに仕上げました。全体的にマットな質感にしたのがポイント!冬のニットと合わせると可愛いです。

シンプルで細めなバングル
自分の手首ピッタリサイズで作ったブレスレット。つけ外しも簡単だし、いろんなコーディネートに合わせやすい。少しボリュームを持たせたので、材料費が高くてびっくりしたのもいい思い出です。

シルバーのボリュームリング
1つで存在感があるリング。普段のファッションがシンプルなので、スパイス的に使うことができて便利。市販のデザインだとサイズが大きいものが多いので、作って良かった!
読んでいただきありがとうございます。
- 価格は、時期によってレート、セール、値段の見直しによって変動する可能性があるので、ショップにてご確認ください。









